Wednesday, January 16, 2008

考えるということ

今日で実習8日目、担当の2年生を教え始めて3日となりました。皆様、お元気でしたでしょうか。

さて、私はというと、今日の授業を通してまたひとつ、日本語に限らずものを教えるときに大切なことを学びました。今日は新しい文法の説明で助詞の「や」と「は」の説明をしたわけですが、生徒たちの反応は予想していたよりも悪く、何人かは私の説明を聞いて混乱している様子でした。授業後に改めて反省してみたところ、今日の授業の中には生徒が自分で考えて学ぶ時間がほとんどなく、私の一方的な文法説明だけで授業が終わってしまったことに気がつきました。明日は同じ箇所を改めて説明しなおすわけですが、ただ全部私が説明するのではなく、生徒に活動をさせて新しい文法に慣れてもらうように授業時間を使うつもりです。

始まってまだ2週間も経っていませんが、すでに仕事の大変さがわかるようになってきました。教師がただ生徒に知識を詰め込む授業ではなく、生徒たちが頭の中で新しい情報を処理し、自発的に学習できる環境を早い段階で作ることが当面の目標となりそうです。

というわけで、本日1月16日の言葉は「考察」です。皆様の授業も生徒ひとりひとりが考えながら学ぶことができる場となりますように。

Friday, January 11, 2008

チームワークの実践

皆様こんにちは。実習が始まってもうすぐ1週間になりますが、生徒の名前もだんだん覚えられるようになってきて、仕事の方も板について参りました。

さて、新学期が始まって全ての日本語のクラスで班制度を導入したわけですが、生徒たちは突然の環境の変化にも臆することなく各班チームワークの実践に取り組んでいます。班制度の利点は、班員同士が助け合うことにより授業がスムーズに進み易いということです。もちろん班内での協力が不可欠ですが、特に多人数のクラスでは個人でやるよりは進み易いことの方が多いようです。

一番の収穫は、いくつかの班の中に「リーダーとなり得る生徒」が増え始めたということです。これは、班員がリーダーまかせにすることなく自分たちで意欲的に活動に参加する姿勢を見せ始めたということになります。また、班同士での競争意識も徐々に定着し、教室内の雰囲気も以前の消極的なものから積極的なものに変わってきました。1週間でこんなに変化が見られるとは正直驚きでしたが、これでこれからの授業がますます楽しみになって参りました。

というわけで、本日1月10日の言葉は「革新」です。教室の雰囲気の変化がそのまま生徒の学習態度にも表れるという正の循環作用が働いていると言えます。皆様の教室の雰囲気そして生徒の学習態度もいい方向へと変わって行きますように。

Tuesday, January 8, 2008

班制度の導入

教育実習2日目、今日は日本の正月についての勉強です。1年生、2年生とも班に分かれてのグループ研究の授業となりました。

アメリカの学生にとってなじみのうすいこの「班」システムですが、日本ではほとんどの小学校で導入されていると思いますし、中学校や高校でも新しい学習環境を作るために導入されているところもあると聞きました。班制度は私も気に入っているクラスルーム・マネージメントのひとつなんですが、今日は実習現場で将来班制度をクラスに導入する際に役に立つ方法を学びました。

まず、班決めの際に大切なのは、各班の能力がクラス全体でバランスがとれるようにするということです。決め方は先生によって違うと思いますが、公平さを考えるのであればクラス内で能力がだいたい同じ生徒を班の数ずつグループに分けて、そのグループ内でくじ引きなりじゃんけんなりを行って決めるのがいいと思います。そしてもうひとつ班制度に欠かせないのが班長の存在です。班長はリーダーシップを発揮できる生徒にやらせるというのもひとつの方法ですが、ここは全ての生徒に班長の責任というものを経験してもらうためにも、班内での交代制にするのがいいと思います。

班を作る最大の目的は、班員との共同作業、それを通して培われるチームワークの意識、そしてほかの班と切磋琢磨することによって養われる競争意識です。今日私が実習現場で学んだのは、この「競争」を通して生徒が意欲的に学習できる環境を作ることの大切さでした。例えば、班でするアクティビティーを、ほんの些細な行動であっても、半同士競い合えるものにするということです。班でひとつの作業用テーブルを作るにしても、早い班と遅い班が出てきます。早かった班には賞賛の言葉を贈るのと共に、クラスの模範として彼らの業績を他の班にも見せてあげることが大事です。こうすることによって他の班にも、次はあの班よりも早く正確に作業をしようという意欲が芽生えます。この意識が、生徒が自ら進んで学べる環境を作る上での基盤となって行くのです。

というわけで、今日1月8日の言葉は「競争」です。皆様のクラスも、生徒が意欲的に学習できる環境となりますように。

Monday, January 7, 2008

新年明けましておめでとうございます

皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も皆様にとって充実した一年になりますように。

さて、約半年ぶりの更新となりましたが、忙しかった2007年も終わり、新しい年がスタートするということで、2008年は皆様と私の日本語教師としての経験を少しでも多く分かち合おうということでできるだけ頻繁に(主に私の経験を中心に)更新していくつもりですので、このブログを偶然ご覧になった皆様、率直な意見や提案など是非お寄せください。

さて、私は大学を卒業し、今日から最後の仕上げともいえる教育実習が始まりました。今日は年始めということで、すべての日本語のクラスで恒例の書初めをしました。生徒は皆それぞれ自分の好きな言葉を漢字にして慣れない手つきで筆を握って半紙(といってもコピー用紙を代用しましたが)と格闘していました。

もちろん、難しい言葉などは生徒が私に聞きに来ては私がその都度日本語に直してあげましたので、正月とは少し離れた作品もいくつかありましたが、皆真剣に取り組んでいたので、やった甲斐はあったと思います。漢字は得意な私でしたが、いくつか思い出せないものもあり、少しショックを受けたりもしました。例えば、たこ(蛸、正月用の凧ではなく)やいか(烏賊)などです。ひじ(肘、正月なのになんで肘なんだというのは置いといて)は辞書の力を借りて何とか書けましたが、やっぱり漢字って難しいですね。漢字も書道と同じで、生涯鍛錬しないといけないなあと実感しました。書道みたいに漢字道なんてのもあってもいいぐらいじゃないですか?

で、時間を見つけては私の新年の抱負もひとつの単語にして書いたわけですが、今年の私の抱負はズバリ「挑戦」です。学生としての生活も終わり、まだ完全ではないですが社会人としての一歩を踏み出しました。授業中は時間がなく「挑」だけしか書けませんでしたが、この字に込めた思いそのままに今年は日本語を教える仕事を見つけたい所存です。

そんな感じで無事一日目も終了。これからの実習が楽しみな今日この頃です。本格的な授業は来週からになりますが、生徒が成長していくのを見るのが楽しみな毎日を過ごしています。

これからもこのブログを見て(発見して?)くださった皆様、特に日本語教師を目指す方のお役に立てるよう面白い情報を私の経験を中心にしてお伝えしていきたいと思いますので、皆様末長く応援してくださいますようお願い申し上げます。

それでは、今日の言葉と共にお別れです。皆様もどうかよい一年のスタートが切れますように。今日1月7日の言葉は「始動」です。